更新日:2019年 08月 01日
by からだの中からフィットネス2 ~生涯現役を目指すからだ作りのための栄養トピックス~
糖質制限食の流行の影響か、近年「糖質ゼロ」や「糖類オ フ」などと表示された食品をよく見かけるようになりました。 加えて「“ゼロ食品” に使用されている人口甘味料は肥満を 誘発する」や「発がん性がある」などの情報も見聞きします。 今回は、人工甘味料とは実際にどのようなものなのか紹介し ましょう。
■糖類「ゼロ」「オフ」の違い
「糖類ゼロ」「ノンシュガー」「甘さ控えめ」「糖類オフ」など、 さまざまな言葉で砂糖が含まれない(または使用量が少ない) ことが表示されています。これらは「食品成分表示」という 制度で、きちんと基準が決められて表示されています。 その基準は大きく分けて2つあります。糖類とともに、カ ロリーについても一緒に、表にまとめました(※表は誌面に掲載)。表示が「ゼロ」 や「オフ」でも、糖類を全く含まないという意味ではありま せん。例えば500mlの飲料を飲んだ場合、血糖コントロール や減量の観点からみて、「ゼロ」においては糖やエネルギー 含有量の影響を無視できますが、「オフ」においてはある程 度の影響があると言えます。
■糖類「ゼロ」「オフ」でも甘い理由
糖類と呼ばれるものは6種類あります。「グルコース」「フルクトース」「ガラクトース」の3つと、それらが2つ結合 した「砂糖」「乳糖」「麦芽糖」です。したがって、これらに 代わる甘味料を使用して甘さを出せば「ゼロ」や「オフ」と 表示することが可能です。 甘味料の種類は大きく分けて2種類、人工甘味料と天然甘味料があります。人工甘味料の代表としては「アスパルテー ム」「アセスルファムカリウム」「スクラロース」、天然甘味 料の代表としては「エリスリトール」「羅漢果 (らかんか)」があります。 なお「砂糖不使用」と表示されている商品がありますが、 これは「糖類ゼロ」とは意味が異なります。砂糖は使われて いないものの、はちみつやオリゴ糖などの糖類は使用されて いる可能性があります。食品の表示をよく見て、目的に合う ものを選択しましょう。
■人工甘味料の健康リスクは●●
■自分で調整できる場合は●●を選択
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【今月のレシピ】
砂糖の代わりに人工甘味料を使用!
「カロリー控えめ 酢豚」
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