更新日:2015年 02月 06日
by フィットネスの知っ得情報
立春を過ぎ、春の気配を見つけることが嬉しい季節になってきました。さらに、世の男女にとっても色めく季節と言えるかもしれません。そう、バレンタインデーが近づいてきました!
バレンタインデーの贈り物というと、日本ではチョコレートが定番。そのチョコレートの原料であるカカオに含まれるポリフェノールには、多くの健康上のメリットのあることが知られています。特にダークチョコレートにはポリフェノールが豊富に含まれ、心臓血管系疾患の予防、メタボリック症候群や脂質代謝の改善、肥満予防の効果の高いことが示されています(1、2、3)。
これまでの研究では、2週間にわたるダークチョコレートとホワイトチョコレートの摂取による心臓循環への影響が比較されています(4)。この研究によると、カカオ(ポリフェノール)の多いダークチョコレートを摂取したグループでは、カカオの含まれないホワイトチョコレートを摂取したグループと比較して、心臓の冠状循環が改善されることがわかりました。また、ダークチョコレートの血圧への影響を調べた研究(5)では、18週間のダークチョコレートの摂取は、ホワイトチョコレートを摂取した場合と比較して、収縮期(最高)と拡張期(最低)血圧ともに顕著に低下させることがわかりました。
また、激しい運動は、体内で大きな酸化ストレスを発生させますが、2週間にわたって1日2回ダークチョコレートを摂取することによって、激しい運動による酸化ストレスを軽減させ、運動中の脂質の代謝を促進することが報告されています(6)。最近では、気分(7)や認知能力(8)を改善する可能性も指摘され、アンチエイジング効果も注目されているようです。
このように、カロリーから見るとネガティブな印象を受けかねないチョコレートですが、カカオが豊富のダークチョコレートに関しては、その適度な摂取が健康上のメリットをもたらす可能性があると言えそうです。バレンタインデーには、ぜひ大切な人の健康を願ってチョコレートをプレゼントしましょう!
ただし、カカオリッチなチョコレートにこそ有効性があることと、やはり何でもそうですが食べすぎには要注意。実は私も大のチョコレート好き。食べすぎには気をつけたいものです。
ハッピーバレンタインデー!
バレンタインデーには、大切な人の健康を願ってチョコレートをプレゼントしましょう!
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<参考文献>
1.Berends、2015年
2.Farhatら、2014年
3.Osakabe、2013年
4.Shiinaら、2007年
5.Taubertら、2007年
6.Allgroveら、2011年
7.Paseら、2013年
8.ScholeyとOwen、2013年
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