更新日:2014年 09月 16日
by フィットネス指導 from U.S.A
今回は、アメリカで人気のプログラムをいくつかご紹介します。
■サイクリング系プログラム
サイクリングのクラスは根強い人気です。フィットネスクラブのメンバー月会費に加えて、クラスに参加する毎に5ドルから25ドルを支払うシステムを導入しているところが多いのですが、男女問わずバイククラスのスポットをを予約しなければならないほどです。会員が自分の自転車を持ち込み、体に合うように調整するバイクフィットを導入し、クラスだけでなく、個々人のトレーニングにも焦点を合わせているところもあります。
■クロスフィット
数年前、爆発的な人気となったTRX Suspension トレーニングは、クロスフィットの一部に組み入れられ、TRX専門の施設のほとんどがクロスフィットに変わりました。総合ジムの中にもクロスフィットのクラスが取り入れられ、サイクリングと同様にクラス毎に参加費を払うようになっています。参加時のスクリーニングなどは無いので参加者の責任となりますが、障害(怪我)の発生率が高いという問題が出てきています。
■「MELT」
心臓外科医であり人気テレビの番組も担当しているドクター オズ(Mehmet Cengiz Oz)の番組で紹介されて以来、「MELT」が、大変なブームとなっています。「MELT」とは、SUE HITZMAN が監修したフォームローラーやいろいろなサイズのボールを用いたセルフマッサージが原点となっているプログラムです。ドクターオズは、2004年に“The Oprah Winfrey Show” で健康医療のコーナーを担当して以来、アメリカ国民への影響力がとても大きく、この番組に紹介される事で商品が売切れになることは珍しくありません。
■「PIYO」
[Pilates + Yoga + Movement]というスローガンの下に、Chalene Johnson が監修したプログラム。インストラクター資格取得コースや、一般向けのDVDも数多く出まわっています。
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これまで、それぞれのインストラクターが独自に工夫を重ね、クラスに提供してきたものも、監修され、タイトルがつくと、目新しく見え、いつも何か新しいと感じるものを求めているフィットネス参加者の要求を満たします。健康産業に携わる一人ひとりが、これまでに学び経験してきた事を、自身の目の届く範囲で普及するか、またはタイトルをつけて世に広めるかの判断は難しいところですね。
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