フィットネスコラム

「オステオパシー」の学びと、未知なる可能性

更新日:2014年 07月 30日
by フィットネス指導 from U.S.A

「オステオパシー」は、1874年にアメリカのアンドリュー・テイラー・スティルによって創始された整体法です。身体は一つのユニットであるという考えに基づき、体の恒常性を維持するために、補正メカニズムを用いて身体の自然治癒力を刺激し、非薬理学的に、身体改善を行います。

アメリカでは、オステオパシーのドクター(D.O.)はメディカルドクター(M.D.)と同じ正規の医師です。1948年に“筋肉エナジーテクニック”を開発したフレッド・ミッチェル医師(D.O.)のスペシャルトレーニングを、1970年に受けた6人の医師達の一人、エド・スタイル(D.O.)による10日間の講習会を4回受講する幸運に恵まれました。モダンダンス、体操、グループエクササイズインストラクターから始まり、気功、ピラテス、クリニカルエクササイズフィジオロジーなど、いろいろな角度から体に関わってきた私にとって、オステオパシーの基本である「身体は一つのユニットである」という考えは、私のアプローチの基本でもありました。

私はD.O.ではありませんので、直接身体に触れて改善することはできませんが、この受講によってスクリーニングの技術が向上しました。また、体のポジションをボール、タオル、ボックス、バンドなどを使用し安定させ、患者の少しの力を利用することによって、身体の自然治癒力を刺激することが出来るということを発見し、テクニックを開発しています。その後、運動処方をすることによって、効果が増進されていきます。

まだまだ、学ぶ事は沢山あり、また可能性も未知にあるのだと思う毎日です。

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7月27日まで、ジュニアーの陸上世界大会がユージーンで開かれていて、私も日本選手を応援に出かけていきました。最終日には、恒例のユージーンマラソンも開催されました。

 

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2014 world junior championships (Eugene Oregon)

フィットネス指導 from U.S.A

ムーマ和子(アメリカ オレゴン州 在住)

1998年に渡米するまで、JAFA/ADE、ACSM/HFSとして、フィットネスクラブや養成専門学校等で活動。渡米後は、グループ指導、気功のクラス指導、パーソナルトレーナーとして活動し、現在は主に、Oregon Heart Vascular Institute(総合病院の一部で、心臓病に関する予防から手術まで行われている機関)でクリニカルエクササイズフィジオロジスト(心臓病リハビリのセラピスト)として活動するほか、Tensegrity Physical Therapy(オリンピック選手から生活習慣病による機能障害まで多種の査定方法を導入しているフィジカルセラピーのクリニック)や、オレゴン大学、地元のフィットネスクラブ(Oakway Fitness)等で、指導者や講師として活動している。

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