更新日:2014年 06月 27日
by フィットネス指導 from U.S.A
私が勤務しているTensegrity Physical Therapy & Performance Centerでは、フィジカルセラピストとアスレティックトレーナーと私が、直接患者の治療にあたっています。フィジカルセラピストは、日本では理学療法士なのでしょうか? アメリカではドクター(博士)の資格と国家試験合格後、急性から慢性の障害治療(マニュアルセラピーなど)に携わります。針灸ではなく、ドライニードルを使ったトリガーポイントの針治療をするフィジカルセラピストもあり、治療効果は効果は出ているものの、針を使用するという事で針療法士 (acupuncturist)の協会との問題が白熱しています。アスレティックトレーナーは、修士か学士を習得後、アメリカ医学会(American Medical Association; AMA)の資格を得て、障害の予防、治療、カウンセリングからトレーニングまで行います。
大学のオリンピック、またはプロフェッショナルレヴェルの競技者や、NBAやNFLなどのようなプロフェッショナルの中では、多方面から患者(競技者)の治療、モーターコントロールの改善、運動能力の向上に携わるのは当然の事となっていますが、民間のクリニックが個々人を対称に、プロに対すると同じレヴェルのサービスを提供しているところはアメリカでも少ないです。クリニックの一部は公益法人としてリサーチや講習会も行っています。大学の教授がリサーチに関わっていたので、私は在学中に3ヶ月間インターンシップをしたのがきっかけとなって雇用されました。
次回は業務内容についてもう少しご紹介します。
運動処方を行うスペース:他に治療のための10の個室と、地下にリサーチと講習会のスペースがあります。
©2014 Japan Fitness Association.