更新日:2014年 06月 13日
by フィットネス指導 from U.S.A
ユージーンは“TRACKTOWN USA”の名の下に、オリンピック選考会だけでなく、大学の全国陸上競技会も開催されます。オレゴン大学のヘイワードフィールドは、アメリカ国内に5箇所あるInternational Association of Athletic Federations (IAAF) Class 1 の資格をもつ 競技場の一つになっている為、競技者人口密度も高いです。余談になりますが、ユージーンの地形は盆地のような状態で、アメリカで一番花粉数が高い都市です。渡米16年目にして、私も生まれて初めて花粉症に悩まされています。
オレゴン大学には、ナイキのワッフル模様の靴底のアイデアを提供し、教え子のフィル・ナイトと共にナイキを立ち上げたビル・バウワーマンの功績を称えたバウワーマンパフォーマンスセンターがあります。今回から数回は、オレゴン大学の競技者だけでなく、民間も利用できる私の勤務先のひとつであるTensegrity Physical Therapy & Performance Centerでの、クリニカル エクササイズフィジオロジストとヘルスフィットネススペシャリスト(HFS)の中間のような仕事をご紹介します。
私のクリニックでの仕事は、運動生理学者とアスレティックトレーナーを合わせたような位置にあります。ここでは、フィジカルセラピストやアスレティックトレーナー、マッサージセラピスト、解剖学者、運動生理学者、神経学者、エンジニアが協力して、患者に取り組んでいます。プレッシャーセンサートレッドミル(歩行分析)や、ハイスピード動きの解析システム、筋電図、バイオデックス、フォースプレート、最大酸素摂取量、血中乳酸濃度などの測定も加味して、治療、リハビリテーション、運動能力やパフォーマンスの改善が行われていきます。
プレッシャーセンサートレッドミルによる歩行分析データーの一部
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