2024年 12月 02日
「自閉スペクトラム症(ASD)/知的障害やダウン症を有する人への運動処方」をテーマにしたACSM(アメリカスポーツ医学会)のエビデンスを、 10問の確認問題を解きながら学べます。
解答を専用フォームで申請すると、GFI単位1.0、ACSM単位0.5を取得できます(申請料1,870円)。
機関誌『ヘルスネットワーク』の過去記事「フィットネス指導者のためのACSMエッセンス~ASCM の見解や理論を指導現場に役立てる~」(2021年12月号「自閉スペクトラム症への運動処方」2022年1-2月号「知的障害やダウン症を有する人の健康問題」)を復習してから問題に取り組むと、さらに理解が深まります。
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解答は、2025年1月上旬にJAFA会員限定ページで公開します>>>>>>
解答を専用フォームで申請すると、問題を解きながら正解を確認でき、GFI単位1.0、ACSM単位0.5を取得できます(申請料:1,870円/申請締切:2025年1月31日 ※解答期限は申請後14日以内)。
問題1
健常な人と比較した、ASDを有する人に対する、体力や健康を高めるための運動処方の特徴はどれか。
a.基本的には同じである。
b.身体活動が不足していることが多いために低体力である可能性が高いので、低強度で、少量の運動から始める。
c.多動であるため、体力は比較的高いので、高強度で多量の運動を行わせることができる。
d.体力に関する個人差がより大きいので、詳細な体力測定を行い、その結果に応じて運動処方する。
問題2
健常な人と比較した、ASDを有する人に対する運動処方の特徴はどれか。
a.何ら異なる特徴はない。
b.遊びの要素を多く取り入れた運動を選ぶ。
c.途中で休憩を取る必要がある。
d.同じ運動動作をより多く繰り返す。
問題3
ASDを有する人が実施しやすい運動の種類はどれか。
a.人とのコミュニケーション能力を高めるチーム スポーツ
b.対人関係を改善するグループ エクササイズ
c.個人で実施できる有酸素運動
d.短時間の運動を繰り返すインターバル トレーニング
問題4
ASDを有する人に運動指導する際の注意事項として、正しいものはどれか。
a.様々な刺激を加えることができるように音や光を利用する。
b.本人が予測できるように可能な限り同じ手順で実施させる。
c.大人数で、毎回異なる人と一緒に運動できるように計画する。
d.可能な限り、毎回、異なる場所や環境で運動させる。
問題5
ASDを有する人に適した運動の特徴や、運動始動に際しての注意点に関する記述として、正しいものはどれか。
a.自閉スペクトラム症そのものを改善するためには、一定の種類の運動が適していることが明らかになっている。
b.社会的スキルを高めるためには、一定量の運動が適していることが明らかになっている。
c.筋力と筋持久力高めるためには、一定強度の運動が適していることが明らかになっている。
d.知的障害を考慮した運動の処方や指導が必要な場合が健常者よりも多い。
問題6
健常者と比較した、知的障害を有する人に運動処方する際の注意点は何か。
a.健常者と同じ。
b.健常者よりも併存疾患が少ないため、安全性が高い。
c.同じ運動をした際の消費エネルギーが少ない。
d.特にダウン症では心肺機能が著しく低い。
問題7
知的障害を有する人の身体活動で、最も優先すべきことは何か。
a.日常的身体活動を含め、身体活動量を増加させる。
b.知的発達を促進する効果が期待できる二重課題運動を行わせる。
c.体力を高めることを目指し、運動量よりも運動強度を高めることを優先する。
d.自主性を高めることを優先し、生理学的効果よりも自発的に身体を動かすように導くことを優先する。
問題8
知的障害を有する人に対する運動指導での配慮として、正しいものはどれか。
a.施設での運動以外の身体活動量を増加させるために、屋外での自主的なウォーキングなどを推奨する。
b.運動する場の環境を整え、運動に集中できるように工夫する。
c.家族や介護者の状況ではなく、障害者の利点を最優先して運動処方を作成する。
d.常に新しい人と交流できるように、プログラムに参加するメンバーを交代させる。
問題9
ダウン症を有する人に対する運動指導での配慮として、正しいものはどれか。
a.心疾患を発症する可能性が高いので、運動中に医師の監視が必要。
b.他の併存疾患の可能性は低いので、安心して運動指導できる。
c.鼻が小さい、鼻筋が通っていない、口が小さいなどで、呼吸能力が制限されることが多い。
d.頸椎不安定症を有している可能性があるので、頸部の骨格筋を強化するとレーニンングが不可欠。
問題10
ダウン症を有する人に対する運動指導での配慮として、正しいものはどれか。
a.膝関節や股関節が弱いことが多いので、通常よりも屈曲角を大きくし、強化に努める。
b.レジスタンス トレーニングは負荷が強すぎるので、行わせることはできない。
c.下肢の関節損傷を減少させるためには、複合要素トレーニングが効果的である。
d.主観的運動強度(RPE)は理解できないことが多いので、心拍数で強度を把握する。
解答を専用フォームで申請すると、GFI単位1.0、ACSM単位0.5を取得できます(申請料1,870円)。
申請締切:2025年1月31日(解答期限は申請後14日以内)
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