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【セミナーレポート 】SPORTEC2024 「健康で活力ある日本の未来のために~時代を切り拓く運動指導者のヒューマンスキルと専門性~」

2024年 07月 23日

SPORTEC2024」で、運動指導者団体連絡協議会主催セミナー「健康で活力ある日本の未来のために~時代を切り拓く運動指導者のヒューマンスキルと専門性~」が開催されました。

【概要】
SPORTEC2024
「健康で活力ある日本の未来のために~時代を切り拓く運動指導者のヒューマンスキルと専門性~」
2023年7月16日(火) 13:15~14:45  東京ビッグサイト東展示棟

【プログラム】

●今、グループ運動指導者に求められること
鈴木智子
(公社)日本フィットネス協会代表理事

●「リアルな指導」が優位になる3つの要素
合原勝之氏
(特非)NSCAジャパン

●変革の時代に求められる運動指導とその人材
油谷浩之氏
(特非)日本トレーニング指導者協会副理事長

●健康運動指導士・健康運動実践指導者に求められること
荒籾忠志氏
(特非)日本健康運動指導士会事務局長

●運動指導者団体連絡協議会4団体座談会
鈴木 智子 (公社)日本フィットネス協会 代表理事
合原 勝之氏 (特非)NSCAジャパン
油谷 浩之氏 (特非)日本トレーニング指導者協会 副理事長
荒籾 忠志氏 (特非)日本健康運動指導士会 事務局長

ファシリテーター
岩井 智子氏 (株)クラブビジネスジャパン 取締役 雑誌「NEXT」編集長

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写真左より、油谷浩之氏(JATI)、荒籾忠志氏(指導士会)、鈴木智子(JAFA)、岩井智子(「NEXT」編集長/JAFA理事)、合原勝之氏(NSCA)

 

【セミナーレポート】

JAFAの強みは「グループ運動指導」
(JAFA代表理事  鈴木智子

4団体によるプレゼンテーションとディスカッションを通じて、当協会の強みは「グループ運動指導」であることを改めて実感しました。

安全で効果的な運動指導を行うためには、相手参加者が大人数であったとしても、「指導の循環」すなわち、観察→修正→確認→動機づけ(称賛、フィードバック)ができることが指導者に求められていると思います。また、参加者が中高年齢者の場合は、指導者が仲間づくりを意識することで、運動継続につなげられるのではとも思いました。

今回、JAFAからのプレゼンテーションにおいては、大学で学修の一環として行っている学生によるエアロビクス教室の様子についてお話ししました。指導対象である近隣住民は、70~80歳代の動ける方々であり、その参加の動機やニーズを鑑みると、このような方々をターゲットとした運動教室が少ないとも感じております。フィットネスクラブのレッスンはハードルが高いとか、高齢者向けの運動クラスでは運動量が少ないと感じているような方々へ、JAFAが運動提供できるような仕組みをつくることができたらと思います。

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JAFAが提案する指導者の未来像
(JAFA参与  長谷川勝重)

このセミナーでは、指導者のコミュニケーション能力の大切さ、対象者のレベルやニーズを的確に把握して指導することの重要さ、超高齢社会を踏まえて医療と連携できる指導者の役割や必要性などについて紹介され、聴講者は指導者を取り巻く状況や課題、未来像について思いを馳せたことでしょう。

JAFAの鈴木代表理事は、学生が近隣住民へエアロビクスを指導することの意義や、そのコアとなる「指導の循環」について動画や学生の声を交えて解説しました。なぜ住民はエアロビクスのクラスに参加するのか、学生はどのようにしてエアロビクス指導を修得していくのか…。GFI=集団指導において「楽しい」ことが参加者同士のコミュニケーションに役立ち、運動の継続性を高める重要なファクターであること、それを指導者として体現しようと学んでいく学生たち笑顔に期待が大きく膨らむ機会となりました。

 

【主催】
運動指導者団体連絡協議会
・公益社団法人日本フィットネス協会
・特定非営利活動法人日本健康運動指導士会
・特定非営利活動法人NSCAジャパン
・特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会
スポルテック実行委員会

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