2024年 04月 01日
「子どもの運動・身体活動・体力」をテーマにしたACSM(アメリカスポーツ医学会)の最新エビデンスを、 20問の確認問題を解きながら学べます。
後半10問の解答を専用フォームで申請すると、GFI単位1.0、ACSM単位0.5を取得できます(申請料1,870円)。
機関誌『ヘルスネットワーク』の過去記事「フィットネス指導者のためのACSMエッセンス~ASCM の見解や理論を指導現場に役立てる~」(2021年4月号・5月号「子どもの運動・身体活動・体力に関するトピックス<前編・後編>」)を復習してから問題に取り組むと、さらに理解が深まります。
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問題1
以下の老化に関する記述して、正しいものはどれか。
a.老化は遺伝のみによって左右される。
b.老化は、遺伝と生活習慣によって左右される。
c.老化は、生活習慣のみによって左右される。
d.老化は偶然の産物であり、コントールすることはできない。
問題2
行動は老化に影響するか。
a.食習慣は老化に影響する。
b.身体活動習慣は老化に影響する。
c.食習慣も身体活動習慣も老化に影響する。
d.老化は遺伝で決まっているので、食習慣も身体活動習慣も老化に影響しない。
問題3
健康な子どもでは、6歳から12歳までの間に、全身の骨格筋量は何倍に増加するか。
a.約1.5倍
b.約2倍
c.約2.5倍
d.約3倍
問題4
米国小児科学会、米国疾病予防センター、米国心臓協会、および米国ススポーツ医学会(ACSM)が小児期と思春期の子どもに推奨している週あたり最低の身体活動時間は、成人に推奨している身体活動時間の何倍か。
a.半分
b.同じ
c.2倍
d.3倍
問題5
成人に推奨される身体活動は中等強度でも高強度でも良いが、これと比較した、米国小児科学会、米国疾病予防センター、米国心臓協会、および米国ススポーツ医学会(ACSM)によって小児期と思春期の子どもに推奨されている身体活動の強度に関する特徴はどれか。
a.子どもの場合は低強度の身体活動に限定する。
b.子どもの場合は中等強度の身体活動に限定する。
c.子どもの場合は高強度の身体活動に限定する。
d.子どもの場合は、週に3日以上の高強度の身体活動も含めるべきである。
問題6
「腕と脚の長骨の両端には***があり、ここで小児期と思春期の子どもの新しい骨が活発に成長する。X線で見えるこれらの***は、骨幹部よりも弱く、骨折しやすい。」の***に当てはまる言葉はどれか。
a.骨端板
b.骨軟板
c.長管骨
d.成長骨
問題7
米国小児科学会、米国疾病予防センター、米国心臓協会、および米国ススポーツ医学会(ACSM)の小児期と思春期の子どもの身体活動における推奨量を歩行で満たすために必要な歩数はどれか。
a.1日あたり約5,000〜1万歩
b.1日あたり約1万1,000〜1万5,000歩
c.1日あたり約1万6,000〜2万歩
d.1日あたり約2万1,000〜3万歩
問題8
子どもにレジスタンストレーニングは推奨されるか。
a.効果よりも安全上の問題が上回るので、子どもには推奨するべきではない。
b.子どもでは十分な効果が期待できないので、推奨する必要がない。
c.子どもの機能と健康が改善されるので、推奨するべきである。
d.成人以上に骨格筋の発達が促進されるので、推奨するべきである。
問題9
子どもがレジスタンストレーニングを実施する際の必要条件はどれか。2つ選べ。
a.身長の伸びが終了していること。
b.資格のある専門家によって設計および監督されること。
c.子どもの発達および運動技能レベルに合わせて調整されること。
問題10
有酸素運度による子どもの最大酸素摂取量の増加効果に関する記述として、正しいものはどれか。
a.成人と同様の効果が期待できる。
b.成人よりも大きな効果が期待できる。
c.成人よりも効果は得られにくい。
d.効果は期待できない。
以下の10問を専用フォームで申請すると、解答を即時に確認でき、GFI単位1.0、ACSM単位0.5を取得できます(申請料:1,870円/解答締切:2024年5月31日)。
問題11
子どもの骨の成長に関する記述として、正しいものはどれか。
a.骨密度も骨量も増加する。
b.骨密度は増加するが、骨量は増加しない。
c.骨密度は増加しないが、骨量は増加する。
d.骨密度も骨量も増加しない。
問題12
子どもの骨の成長に関連して、ランニングやジャンプを伴うハイインパクトな運動は、子どもに推奨されるか。
a.ハイインパクトな運動は骨端板を損傷する可能性が高いので、推奨するべきではない。
b.骨の健康のために、1日あたり10〜20分間のハイインパクトな運動が推奨される。
c.ハイインパクトな運動を多く行うほど、骨量や骨密度がより高まる。
d.歩行運動だけでも骨量や骨密度は十分に高まるので、ハイインパクトな運動を推奨する必要はない。
問題13
小児期(8〜11歳)から思春期の初期(12〜15歳)までの子どものレジスタンストレーニングで、主に期待できる効果はどれか。
a.基礎代謝の増加による肥満の予防
b.骨格筋量の増加
c.全身持久力の増加
d.スピード、敏捷性、スポーツ固有の課題の改善
問題14
子どものレジスタンストレーニングの効果における男女差に関する記述として、正しいものはどれか。
a.小児期と思春期を通して、常に、男児の方が効果が得られやすい。
b.思春期までは、男女差はほとんどない。
c.小児期と思春期を通して、男女差はほとんどない。
d.思春期以降は、女児の方が効果が得られやすい。
問題15
小児肥満と身体活動との関係に関する記述として、正しいものはどれか。
a.男女ともに、小児期までに子ども肥満はほぼ確立し、その後の身体活動習慣はあまり影響しない。
b.男女とも、思春期に子どもの肥満はほぼ確立し、それまでの身体活動習慣はあまり影響しない。
c.男児においては、思春期に体脂肪率が低下することが多いので、思春期は肥満男児の肥満を解消する最大チャンスである。
d.女児においては、思春期に体脂肪率が低下することが多いので、思春期は肥満男児の肥満を解消する最大チャンスである。
問題16
子どもの最大(最高)酸素摂取量を、漸増負荷テスト中の負荷と心拍数の変化から推定することに関する記述として、正しいものはどれか。
a.成人と同様の精度で推定できることが明らかになっている。
b.成人よりも精度高く推定できることが明らかになっている。
c.推定精度は成人におけるものに劣るが、十分に実用に耐えるだけの精度を有している。
d.推定精度は十分に検証されていない。
問題17
体脂肪(特に腹部脂肪)、インスリン抵抗性、血圧、トリグリセリド(中性脂肪)に対する思春期肥満児の有酸素運動による改善効果に関する記述として、正しいものはどれか。
a.正常体重児と同様に効果が得られる。
b.正常体重児以上に高い効果が期待できる。
c.正常体重児ほどではないが、効果が期待できる。
d.効果は期待できない。
問題18
ウォーキングやランニングなどの体重を支える活動における小児期から思春期にかけての運動効率に関する記述として、正しいものはどれか。
a.男子と女子の両方で改善する。
b.男子では改善するが、女児では改善しない。
c.女子では改善するが、男児では改善しない。
d.男女ともに改善しない。
問題19
子どもの高強度インターバルトレーニング(HIIT)に関する記述として、誤っているものはどれか。
a.HIITは、同等の量の連続した中等強度の運動よりも、思春期の肥満児の最高酸素摂取量と血圧を大幅に改善することが示されている。
b.HIITは、学校で1週間に3日、10週間実施した場合、13歳から14歳の一般集団でLDLコレステロール濃度が低下した。
c.HIITの潜在的な価値は、中等度強度のトレーニングよりも心臓血管系および代謝系に高いレベルの運動を課すことだ。
d.監督下で実施される場合、HIITは、1日あたり60分の中・高強度身体活動を実施できそうにない座業的な思春期の子どもには、特に役立つ可能性がある。
問題20
以下の文章の中で、誤っているものはどれか。
a.明白な心血管疾患または代謝性疾患は思春期の子どもにはまれであるが、思春期に行われる健康関連の行動は、成人期におけるこれらの疾患の発症を左右する可能性がある。
b.小児期と思春期の子どもで測定された血圧、および脂質、グルコース、インスリン、C反応性タンパク質の血中濃度は、骨格筋量の相対量に正比例する。
c.9歳と15歳の子どもにおける大規模なヨーロッパの研究では、子どもの約15%にメタボリックシンドロームのリスクがあり、有酸素性体力は、代謝リスクと反比例して関連していた。
d.縦断的研究により、肥満、低体力、脂質異常症などの特徴が思春期から成人期まで持続する傾向があることが明らかになった。
問11~20を専用フォームで申請すると、GFI単位1.0、ACSM単位0.5を取得できます(申請料1,870円)。
解答締切:2024年5月31日
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