2015年 05月 25日
JAFA機関誌『ヘルスネットワーク』に連載中の「科学的事実に基づく介護予防のための運動」(筆者:西端泉)は、加速する超高齢社会において、介護を必要としないための運動方法を解説するコーナーです。
以下に、今月号(2015年6月号p14「第3回 脳血管疾患」)の確認問題の、解答と解説を掲載します。
問題1
生活活動や運動などの身体活動に、脳血管疾患を予防する効果はあるか。
正解はb
運動だけでなく、生活活動にも、高血圧、糖尿病、脂質異常、心臓病などの病気を予防することによって、間接的に脳血管疾患を予防する効果が期待できます。
問題2
以下の中で、身体活動による予防効果が期待できる脳血管障害の種類はどれか。
Ⅰ.脳梗塞
Ⅱ.クモ膜下出血
Ⅲ.脳出血
Ⅳ.硬膜下血腫
正解はc
硬膜下血腫は、外傷によるものが大部分なので、むしろ頭部外傷を起こしやすい運動(スポーツ)によって発生率が高まる可能性があります。
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