2013年 01月 21日
JAFA を含めて144 の団体が加入する「健康日本21 推進全国連絡協議会」の分科会活動が行われました。
開催概要
栄養・食生活分科会 第5回
■日時 平成25年1月17日(木) 14:00~16:00
■場所 全国生衛会館(新橋)
■テーマ 健康日本21(第2次)の概要と栄養施策、団体の役割等
■座長 公益社団法人 日本栄養士会 専務理事 迫和子氏
■講師 厚生労働省 健康局がん対策・健康増進課 栄養・食育指導官 河野美穂氏
■報告
今回は、29団体43名の参加がありました。河野講師による講演のテーマは「健康日本21(第二次)の概要と栄養施策、団体の役割等」。今年4月から開始される第4次国民健康づくり対策~健康日本21(第2次)~についての概要説明を中心に行われました。
今年度までの健康日本21の最終評価としては、9つの分野の全体指標80項目のうち再掲21項目を除く、59項目の達成状況では、全体の約6割で一定の改善がみられたそうです。目標に達した項目には「メタボを認知する国民の割合の増加」「意識的に運動を心がけている人の増加」などがありますが、変わらなかったり、悪化している項目に「メタボ該当者・予備群の減少」や「日常生活における歩数の増加」などがありました。第二次では、これらの結果はもちろん、厚労省以外の他省庁のデータも取り入れながら策定が進められたそうです。
最後に、第二次では各団体が健康づくりに関心のある人たち(会員)を巻き込んで、活動を点から面へ広げてほしいという期待を述べられました。
(記・JAFA事務局)
<写真提供:健康・体力づくり事業財団>
■□■健康日本21 推進全国連絡協議会とは■□■
国は、これからの少子・高齢社会を健康で活力あるものにするため、生活習慣病などを予防し、壮年期死亡の減少、健康寿命の延伸等を目標とする21 世紀における国民健康づくり運動「健康日本21」を2000 年に提唱し、広く国民に呼びかけています。
健康づくりは、結局は、国民一人一人が正しい知識を持ち、自ら自覚し、自らの意志で生活習慣の行動変容を遂げなければ効果を上げることはできません。 こうした個人の力と併せて、社会全体としても、個人の主体的な健康づくりを支援して
いくことが重要です。この点において国・地方公共団体が重要な役割を担うことはいうまでもありませんが、民間団体などの果たすべき役割も大きいと考えられています。
多くの健康づくり関係団体はそれぞれ民間の立場で独自の活動を進めていますが「健康日本21」が提唱されたのを機に、連絡協議することにより国民運動としての一層の広がりと深みを持つことが可能となります。
このような観点に立ち、「健康日本21」に賛同する関係団体が一堂に会し、2001 年に「健康日本21 推進全国連絡協議会」が設立されました。
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