メタボリックシンドロームという言葉は、06年度の流行語大賞の候補になったほどなので一般にも多くの方に知れ渡っていますが、その意味について詳しく知っている人は多くないようです。しかし、メタボリックシンドロームは重大な病気になってしまうリスクを意味しますので、できるだけ正確に理解したいものです。
メタボリックシンドロームは、日本語に訳すと『内臓脂肪症候群』となり、内臓周辺にある脂肪の割合が高まることによって高脂血症や高血圧、高血糖という3大リスクを発症させて動脈硬化を引き起こし、脳血管疾患や心疾患の重大な原因になります。このメタボリックシンドロームの原因は、欧米型の高カロリー食の摂取と運動不足ですから、適正な食生活と適度な運動を行うことで予防・改善できます。厚生労働省では、適正な食生活を送るために『食事バランスガイド』を、適度な運動(量)については『エクササイズガイド2006』を発表して、メタボリックシンドローム対策に乗り出しています。
■さて、問題です!
(1)メタボリックシンドロームとされる臍周囲径は男・女それぞれ何センチでしょうか?
(2)1週間に行う運動量の目安は、何エクササイズでしょうか?
この問いに即答できた方は、メタボリックシンドローム対策は万全なのではないでしょうか?
【正解/(1)男性85cm、女性90cm (2)23エクササイズ/週】
<まめ知識>
1週間に23エクササイズを行い、そのうち4エクササイズを比較的高強度(少しきつめ)の運動で行うとよいとされています。ポイントは『1、2、3、4』です!